2013年7月14日()   走行km

  
小串鉱山(万座〜上新スカイライン〜毛無峠〜高山村)

                   AT:群馬県嬬恋村・長野県高山村
◆万座温泉〜万座峠〜毛無峠
出発はいつもお世話になってる万座温泉空吹き展望台の駐車場から。

駐車場というよりこの通りのだだっ広い空き地です。
上新スカイラインに入るとバスを見下ろすスポットに。
この重要な分岐、この日は撮り忘れてしまいました。
これは前日の画像です。
前日にはバイクで1度入り、バスでも入れることを確認してから入っていきました。

このような標識があるところを右の方、万座から来ると左折で毛無峠へ向かいます。
毛無峠到着です。

この5連のトロッコ台座が印象的なところです。
こちらが最奥の駐車スペース。
その先はこうなっていますが・・・
ここからは徒歩で向かいます。

通行止めチェーンの横にはこのような迂回路があって、数々のネットで見てきた標識は2013年7月現在、このように朽ちて産卵状態です。
◆毛無峠〜小串鉱山跡〜毛無峠

こちらが小串鉱山跡方面です。


そしてこちらは上の画像の右方向、S字林道方面です。
小串地蔵堂まで徒歩道で約1km、林道で3.6kmほどになります。


初めのヘアピンカーブのところに雨量計のようなものがあり、その先で徒歩道は林道を外れ、左に折れていきます。
林道は比較的穏やかで、これならスクーターで行けそうだな〜〜???
この落石も車が通れるので放置されたままになっています。
林道で酷いところは3ヶ所ほど。

おそらくS字区間で、雨が降ると川になってしまうところと思われます。
石畳のようですが、これは洗い越しの跡かもしれません。
やがて小串鉱山跡へと入ります。

道が白くなっていますね。
このあたりまでは車でも行けそうです。

ここは3層構造となった小串の一番上にあたる部分です。


そしてここから下はオフロードバイクの世界。

しかも場所によっては限られた精鋭だけの・・・
周りを見渡すと・・・

坑口あとでしょうか?
サッカーゴールが壊れています。

かつて硫黄を精製していた中心部方面です。
これは明らかにシックナー。
選鉱場跡。

ここへは普通では近づくことができません。

3層構造になった2層目には色々な遺構が残っているようです。

このザレ山をどうやって下りるか?

というか、降りるのは容易でも、登れそうなところから降りないと・・・
ということで比較的傾斜が緩やかで、足場のしっかりしたここから降りていきました。
まずはトロッコか何かの車輪です。
何の石垣でしょうか?
炭を放置してますね〜

ここでキャンプでもしたのでしょうが、あと片づけていかんかい!!!
レンガがたくさん残っています。
これもWEB上では有名になったイスズのトラック。

夏場は草木がはびこって、あまり遺構探索には向かない季節です。
これは比較的新しいコンクリートの構造物。
前面に錆が回っています。
これも有名な荷台だけのトラックの残骸。

その先は白い荒れ果てた台地が続きます。


その大地の先からは、先ほど見下ろした選鉱場跡を真正面に見ることができます。

そして反対方向を見下ろすと・・・

何とカモシカでした。

全く逃げるそぶりもなく・・・

ひょっとしてここを訪れる人は意外に多いので、食べ物でももらっているのでしょうかね〜
大地の先端付近にはワイヤーロープがズタズタになって放置されています。

こちらが2層目から見た最下層部です。かつては住宅地や学校などがあった、生活の中心地です。


小串のシンボルとも言える、学校跡にある回旋塔です。


何かわかりませんが、大きな建物らしい残骸が見えます。

このような社名や製造年と思われる文字を記したレンガも点在しています。
こちらは精製した硫黄と思われます。

当時は黄色いダイヤと言われたそうで・・・

この鉱山で働いた方は、世間一般より高収入だったそうで・・・
これは何の跡でしょうか?

木造建築と思われますが、比較的しっかりと骨組みが残っています。
これは閉山後、誰かが故意に捨てたと思われるクレスタ? かな。

鉱山は本当に広い! 訪れるなら早春や晩秋の緑の少ない時期がベストですね。

これも何かの坑口のようです。
これも・・・

小串鉱山跡から毛無峠方面です。

これも何かの遺構ですが、この開いたマンホールの中が気になります。
が・・・

顔を突っ込む勇気がなく、カメラだけ、しかも中途半端なものだから、ハレーションのような現象を起こしてます。
上の奥に見えるのはおそらく数百人の命を奪った地すべり跡と思われます。

そして左がこの鉱山のパノラマ画像です。
最後に地蔵堂にやってきました。

残念ながら下調べ不足で、このすぐ近所にある変電所跡とやらには全く気付きませんでした。

殉難の丘とそこにある鎮魂の鐘は発見できませんでした。
これは林道沿いにある小串鉱山事務所跡を示す立て札です。

元ここに住まわれた方の手作りと察します。
毛無峠への最後のヘアピンカーブには雨量計があります。

っしかしアメダスにこの地の名前はありません・・・

約2時間の冒険を終え、県境の毛無峠に戻ってきました。この群馬県の看板、本当に大きなものでした!

こちらは長野県側の鉄塔2基です。

群馬側には一番手前に倒れたのが1つと、画像にないのも含め5基が並んでいます。

県道に戻り、須坂目指して駆け下ります。

バスでは通りたくない狭路+ヘアピンカーブです。

万山望と言われるところから見た景色ですが、この日は曇っていてイマイチですね〜

湯峰公園というちょっとした展望台もあります。
やがては高山村で志賀高原から来る県道と合流し、左折、次の目的地へ向かいます。
     
inserted by FC2 system