2014年6月2日()   走行56km

 
岐阜県道200号と周辺林道(谷合~神崎~円原・今島・三尾~伊王戸~仲越、帰路下日原~追ヶ谷~谷合)
                          
                                   AT:岐阜県山県市(旧美山町)
◆谷合~神崎
旧美山町谷合です。

ここからスタートとなります。


まずは県道を外れて、行きは並行するバイパス道路へ。

これを左折します。


すると美山平和観音というのが現れます。

この奥に廃村がありそうでしたが、次回に持ち越すことにしました。
「瀬見峡温泉 湯元」と書かれていますが、もう営業はしていないようで、温泉自体も過去の産物のようでした。
日比野家茅葺住宅だそうです。

ここはまだお住まいのようで、中に入って見るということはできない感じでしたね~
グリーンプラザ美山のコテージです。

こういったところ、平日は人が集まってるの見たことがありません。
平成9年で閉校したと思われる北山小学校跡です。

現在は北山交流センターとして、曜日限定でレストラン(食事処)として営業してるようですね~


◆神崎~円原~今崎~三尾(円原川林道=仮称)
神崎では旧道に入ると、やがてこのような別れにやってきます。

ここは右へ、別の林道を入ってみます。

このあたりの廃村密集地帯です。


入るとこのような看板が。

石灰岩地帯では伏流水になりますが・・・
円原集落。

ここは現役です。
集落を越えると「宝谷鉱山跡」が現れました。

立派な仮設道路? が作られていて、ずっと奥まで行くことができます。

まぁ人の入った気配はありませんでしたが・・・

奥には1つだけ遺構が残っていましたが、この鉄の道から外へ出ることはできません。
鉱山跡を後にします。
すぐに湧水の看板が現れ、川に降りると・・・

確かに湧水ですが、日本一かどうかは疑問が残るところでした・・・
やがて廃村今島(こんじまと読むそうです)にやってきました。

人の気配はなく、脇道に入ると石垣がたくさん現れます。


集落内には上のような地図があり、それをもとに探索するのも楽しいでしょう。

今は草が結構生えていますので、秋にでももう一度訪れたいものですね~

下は神社の湧水なんですが、蚊が多くて飲む気にはなれませんでした。
さてさらに奥へ。
これが今島最後のお宅と思われます。
左岸へ渡ります。
怪しい橋が上下二層にありますが、これが何なのかはよくわかりません。
途中、お寺のようなそうでもないような・・・

手入れされないそんな建物と敷地が広がっていました。
道は細くコンクリートの完全1車線。

ここは崩落の跡ですね~
やがて二股へ。

このあたりにはもう1つ廃村があるようで、万所というそうです。

この別れを左に取るとあるような気がしますが、今回はパスします。
バイクは反対向いてますが、進行方向は奥に向かってとなります。

危なそうな橋が2つ続くところです。
この橋の右側にはお馴染みの標識が・・・
その奥には不法投棄です。

ドラムセットの不法投棄は初めて見ました。

オークションで売れそうな気がする代物ですが、バカなことをするものがいるようです。
これが並んだ2つ目の橋。

こちらが本線の橋となります。
そのうちお墓が現れます。

ということは集落跡が近い・・・
三尾集落です。

今回驚いたのはこのバスを使ったお宅です。
これほどまで細い道路をよくぞここまで持ってきた(運転した?)と感心せざるを得ません。
9mの一般的な路線バスサイズと思われます。
しかも一段高いこの場所にどうやって乗せたのか?
お見事ですね~

さて集落跡自体は左下のような危ない橋の対岸にあるようでした。

下の画像がその対岸ですが、石垣が幾段にも見えています。


◆神崎~伊王戸
本線に戻り、味のある神崎の公民館へ。
こちらで神崎のバイパスに合流です。


道端には廃屋があります。
そして神明神社へ。

こちらはきれいに手入れされています。
そして「こんな三叉路へ。

ここから右に入り、白谷集落跡を探索します。


◆伊王戸~白岩(白岩谷林道=仮称)
入るとすぐ、伊王戸の廃屋が並んでいます。

そのうち神社が現れ、その先で道路が二分します。
その手前にパイプでできた橋があり、対岸を見ると石垣やら家の跡なんかが見えました。

恐る恐る渡ってみましたが・・・

コンクリート製の生活の痕跡がいくつか発見できましたが、ここは地に帰ろうとしています。
◆伊王戸~仲越分校跡
本線へ戻り、この橋を渡ります。
渡ってすぐ右側には北山小学校伊王戸分校跡がありました。

碑によると、昭和56年に廃校となったようです。
さらに奥へ進みます。

ここから終点の仲越までは5kmちょっと。
その先、対岸には「ごろごろの里」というのがありました。

養魚場のような感じでしたが・・・
さらに先には「ごろごろの滝」が。
このようなどこにでもある小さな滝でした。
崩落しそうな岩盤ですが・・・
通過後にこんな看板立てても・・・(笑)
傾斜がきつくなってきます。

特に橋の前後は異常な傾斜です。
道路の陥没も・・・

おそらく落石の跡でしょう~
洗い越しですね~
その前に、この落石防止ネットで大丈夫なんでしょうか?
これが洗い越しです。
この横を通る時は涼しかったです。

真夏には絶好の休憩ポイントになるかもしれません。
やがて終点の近づくころ、左に鋭角に道が分かれます。

こちらは後ほど訪れることにします。


200mほどで分岐点へ。
こちらで県道が終点となっています。
左のダート林道にはもう読めない看板があります。

かろうじて通行禁止云々が読み取れますが・・・
右の道を100mほど進むと、北山小学校仲越分校跡で突き当りとなります。

敷地内には「樹遊人塾」という山小屋風の建物が残っています。

奥の方には朽ちた柵や、黄色に塗られたタイヤの跳び箱などが草に埋もれていました。


◆廃村仲越集落
学校敷地入口付近から下の川の方を見ると、2軒の廃屋が見えています。
どこから行くのか道が見当たらないため、上から見下ろすだけとなりましたが・・・
県道終点まで戻りました。
こんな標識ものこっていました・・・
先ほどの鋭角の交差点へ。

今度は右の道を上っていきますが、この交差点の構造を見ると、左奥の県道を谷合方面から来て鋭角に上ることができるよう広くなっています。
上っていくと苔むした道に・・・
比較的大規模な集落に出てきました。

廃村仲越です。
集落中心部のこの赤いモミジ、初夏というのに印象的でした。

人の気配は全くありませんが、比較的きれいに保たれた集落ですね~

下の軽トラ、かろうじて「小野塗装」と読み取れます。

この集落には「疋田」さんという姓が多いようです。


上の神社の敷地の一角に、左上の公民館があります。

もう利用できないほどいたんでおりました。

家ももう崩れ落ちる寸前のもの(左下)もあれば、きちんと手入れされたもの(下)もあります。
集落には火の見櫓が残っています。

集落には水道が出っ放しになっているところもありますが、まさか市営水道ではないでしょうね~

集落の一番奥が下の画像2枚です。
戸の開いている家がありましたので中を拝見させていただきました。

まだ生活の痕跡が残っていますね~

最後は戸をキッチリ閉めておきましたが・・・
◆緑資源幹線林道 関ヶ原・八幡線(美山区間)
仲越からピストンで戻ります。

途中神崎バイパスから緑資源幹線林道が分かれていましたので入ってみました。
こんな石碑が2つ。
雨乞い歌の歌詞のようですね~
すぐに林道は行き止まりとなっていました。

無駄な工事だったことが伺えます。
◆追ヶ谷林道(仮称)~谷合
最後に追ヶ谷というところへ行くため枝林道に入りました。
すぐにお宅が現れますが・・・
1kmほど走ると追ヶ谷へ。

ここは料理屋があるだけのようなんで、それ以上は追求しませんでした。
帰りは県道200号の狭い区間を谷合へ。

この看板が印象的でした。

こういうのを見ると、そのデパートが今どうなっているのか気になります。

その探索は次回に・・・
     
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