2009年10月30日()   走行210km

  朽木河川敷〜生杉〜地蔵峠〜小入谷林道〜小浜〜名田庄〜五波峠〜美山茅葺の里

  
〜深見峠〜八丁林道〜芦生トロッコ軌道〜佐々里峠〜広河原〜久多〜梅ノ木〜朽木

    AT:滋賀県高島市・大津市〜福井県小浜市おおい町〜京都府南丹市・京都市
朽木桑野橋河川敷キャンプ場〜桑野橋
スタートは朽木の安曇川河川敷キャンプ場です。

出発は8:15


キャンプ場全景です。
朽木村〜能家〜生杉〜地蔵峠(芦生原生林滋賀県側入口)
ここで国道を外れ、細い道へ。


道路上にはこんなやつが・・・

近づいても動こうともしません!
上村という集落ですが、ローザが路線バスとして入っています。


北川水系最奥の集落能家(のげ)。

この前後は離合不可。


永遠の森と書かれた石碑。

何のために作ったのか?

あたりは全て植林です!?
生杉入口の変則4差路です。

ここはクランク状に直進方向となります。


山帰来という山と人の博物館ですが、以前来たときも閉館していました。
ブナ原生林向かって進みますが、このように水溜り個所も・・・
ここがその原生林駐車場ですが、普通車で目一杯のところ。

一応トイレ付きです。


駐車スペースの先はチェーンがありますが、一般車侵入禁止はこの先の地蔵峠からなので、そこまで行きましょう!

なお先ほど追い越していった四駆車は、鍵を開けて入っていきました。
ここが滋賀京都府県境の地蔵峠。

四駆車は京大関係の方と見られ、演習林内に四駆車で・・・

ゲートの開いた珍しい光景が見られました。
普段はこのようにゲートで閉ざされています。


無断入林禁止の看板もあります。

このあたり、紅葉にはまだ早く、ここで戻ることにしました。
地蔵峠〜生杉〜小入谷〜小入谷林道〜おにゅう峠
生杉の変則4差路まで戻り、今度は福井県向け北上します。


小入谷の集落です。

滋賀県最後の集落となります。
小入谷林道です。

滋賀県側はほぼ・・・ ダートです。

しかしここの景色はすばらしいと聞いてますんで・・・
これから登る峠道が上方に縞のように見えています。

ということはやはり眺望は良いはず!
途中といってもかなり上部に、焼尾地蔵尊というのがありました。


先ほど見上げていた縞模様に見えたガードレールの上方付近からの展望です。

滋賀県側の展望はこのあたりが一番いいようです。
頂上付近ではなんと・・・ 営業ナンバーのコースターとすれ違いました(笑)
峠の頂上手前です。

頂上付近は結構荒れています。
かつての街道、根来坂峠はこの近くになるのでしょうか?

鞍部からは北と南に眺望が開けていました。
根来坂峠に程近いと思われる場所から滋賀県側を見ました。
最高点のおにゅう峠到着です。

この峠、ひらがなですが、林道名となっている滋賀県の小入谷が由来なのか、それとも福井県側に降りきった小浜の地名、「遠敷(おにゅう)」が語源なのか良く分かりません。


峠から滋賀県側の眺望です。
峠から福井県側の眺望です。

こちらの方が順光ですばらしかった。
峠のさらに上から、S字になった峠の鞍部。

画面右が滋賀、左が福井です。
おにゅう峠〜上根来〜下根来〜小浜
福井県側上部はコンクリート舗装とダートの繰り返しで、路面状態は非常にいい感じです。

眺望も良く、いいドライブになります。
上部では紅葉もそこそこに進んでいます。
鯖街道と言われる旧道があちこちに通っています。
中腹には何かの基礎が・・・
上根来(かみねごり)の集落を遠望します。
ありました(笑) やっぱり・・・

福井県側も林道の下半分は道路状況が悪く、慎重に走行しなければなりません。
またまた鯖街道の入口です。
上根来水源の森、と書かれていますが、周りは普通の山・・・
上根来集落です。

ここは戸数が少ないです。


上根来山の家だったか? たぶん学校跡か何かを再利用したと思われますが、山の家としての役目もすでに終えているようでした。
その軒下にはスズメバチの大きな巣があり、ブンブン飛び回っていたのでそそくさと退散!!
今度は下根来小学校へ。

ここも廃校になったような雰囲気でしたが・・・
学校前にはつい昨年、平成20年3月で廃校になったとかかれており、その時のモニュメントがありました。
鵜の瀬と呼ばれるところに来ました。

名水が有料で持ち帰れるようです。


名水はこのステッカー(1枚¥300)を購入し、持ち帰るようです。

ちなみにこのステッカー1枚購入で、20Lポリタンクなら1個、2Lペットボトルなら4本までOKだそうです。
しかし名水が蛇口から出るというのはちょっと・・・ という気もしないではありません。
ここには鵜の瀬公園資料館なるものが隣接しています。
で、こちらが本当の鵜の瀬の入口のようです。
これが鵜の瀬なのか?

私には普通の川の淵にしか見えなかったのですが・・・

根来地区の観光案内図です。
小浜〜旧名田庄村〜五波峠
小浜市街のすぐ手前の山側には、すごく立派な広域農道が開通しています。

これは知らなかった!!!


新しい地図にしか載っていませんが、走る車もやはり少ないようで・・・

この道を通れば小浜西IC〜敦賀まで相当時間短縮できそうですよ〜〜
建設中の舞鶴若狭自動車道です。

これが出来ると京阪神のバイパス高速が出来て便利になります。
立派な農道は、西は高浜あたりまで延びているらしい・・・
R162を京都方面へ。

旧名田庄村久坂のトンネル手前で左折し、八ヶ峰家族旅行村方面へ。


曲がり角には道の駅風のこじんまりとしたいい駐車場があります。
八ヶ峰家族旅行村です。

周辺はキャンプ場など、整備されていました。


五波峠への林道です。

ここは植林が多く、景色も見えず面白い道ではありません。
頂上の五波峠です。

若丹国境尾根と呼ばれる、福井京都府県境です。

ここで昼飯!


峠には登山者用の駐車スペースがあります。
五波峠〜田歌〜知見〜美山茅葺の里〜安掛〜旧深見峠〜鴨瀬谷口(八丁林道入口)
五波峠から京都側の上部は植林も少なく、それなりにいい感じでした。

そしてここが京都側の田歌集落です。


田歌祇園橋という名のつく橋ですが・・・


南丹市美山町は知井地区にある国民宿舎河鹿荘です。

ここは日帰り入浴が可能な、このあたりでは貴重な施設。


知見口から知見方面へ入ります。

この先の知見というところ、冬場の積雪が半端じゃなく恐ろしいところです。
知見集落先で道路は終点となっています。


戻って美山茅葺の里で有名な北集落です。


途中、蓮如の滝と書かれた大看板を見て戻りましたが・・・

トータルで70mほどとなる、ナメ滝でした。
いつの間にか道の駅になってしまった美山やすらぎの里と、通称赤橋です。


旧深見峠がどうなっているのかと思いましたが、小浜側は完全に封鎖され、人の入る隙間もありません。
こちらは京都側。

右のスペースからバイクなら十分です。
旧峠手前はガードレールでバリケード。

このガードレールの手前左方向に向かって、丹波広域基幹林道が通じています。

一般車は通行止めで、後ほど訪れる八丁峠に至ります。
その先は荒れ果てています。

トンネル手前には巨木が倒れており、その先に進むことは出来ません。
トンネルは異常に不気味でした・・・


鴨瀬谷という谷から八丁林道に入ります。

入口の舗装は真新しい。

最近まで最初の100mほどはダートだったらしいですが、林道を数百メートル入ったところに工事現場があり、舗装されたんだと思います。


鴨瀬谷口〜八丁林道〜林道峠〜佐々里〜芦生原生林トロッコ軌道
入るといきなり倒木による路肩崩壊が・・・
その先には倒木が道をふさいでいますが、乗用車程度なら難なくクリアできます。
高度を上げていくと途中からダートに。

しかし落ち葉の絨毯になっているところもあり、そこはソフトで走りやすいです。

それ以外は・・・ かなり荒れていますね・・・
八丁峠です。

林道峠と書かれた地図もあり、林道の十字路となっています。


交差するのは丹波広域基幹林道で、一般車通行禁止となっています。
今では丹波広域基幹林道の両側とも、このようにゲートが作られていますが、傍らからは進入した形跡が・・・(笑)
峠を後にし、佐々里向けて下っていきます。

峠からは完全舗装ですが、落石や落ち葉の状態を見ていると、ほとんど車が入ったようには思えません。
掛橋谷の入口には、このようにブルーの鉄の橋が。
八丁林道終点となる八丁出合です。

直進すると八丁川源流〜廃村八丁へと至ります。
ただし、林道は通行不能の情報がありますが。


八丁出合を左折し、大川上林道に入り、佐々里を目指します。

道中の紅葉はまだまだといったところ・・・
途中名もない1筋の滝が現れました。
旧佐々里スキー場跡に出来たと思われる、ササリナチュラルランドです。

誰もいないし、小屋が1件だけ建った河原でした。


河原に下りるとこんな感じです。

おそらく向かいの山の向こう側が旧佐々里スキー場なんでしょう。
佐々里の集落です。

ここは山深い南丹市美山町の中でも最も奥に位置する集落です。
県道に出ました。

標識を見ると・・・
この先行き止まり??? 今、そっち方面から出てきたんですけど・・・(笑)


佐々里〜芦生原生林トロッコ軌道〜佐々里〜佐々里峠
佐々里〜芦生へ向かう途中、工事をしている廃校のような場所があった。

後に調べると、京都美山高等学校という全寮制の高校らしい。

しかし2009年度からは生徒募集を停止しているというが・・・


芦生への別れの手前でやっぱりありました・・・
芦生への別れです。


芦生地区最奥の集落「須後(すごう)」です。
集落中ほどを左折すると、芦生山の家があります。
終点手前には無料駐車場とトイレがあります。
この橋で終点、ここから奥は京大の敷地です。

京大芦生演習林といって、一般車進入禁止となります。

歩行者も手続きをして入林することになります。


これが演習林核心部への林道入口です。
事務所への構内入口から建物群を見ました。
これが京大芦生演習林事務所です。

ここで入林手続きを行います。
それを過ぎると、トロッコの起点が現れます。
これが現役で使用されていると思われるトロッコです。

エンジンがついていました。
ここからは専用軌道となります。
まずは危なっかしい橋が現れます。

枕木のところ以外は割れそうで歩けません。


橋上から上流側です。

特に普通の山の景色ですが・・・
トロッコ軌道は延々続きます。
10分ほど歩くと道路もないのに1軒の家が現れました。

人の気配はありませんでしたが、物資搬入など大変だろうな〜〜と。


演習林事務所敷地内に戻って、芦生研究林資料館へ。
資料館内は普通のビジターセンター風の展示がありましたが、館内が暖かいためか、カメムシだらけですごい臭いが・・・
芦生を後にし、芦生ロードパークに寄ってから佐々里へ戻ります。

画像は佐々里入口の大杉のある神社。


佐々里峠への道は結構黄葉が進んでいます。
順光で見るとこんな感じ・・・
上部はかなり色づいています。

本日の中では一番綺麗だったか?
峠頂上には名物の石室があります。


佐々里峠〜広河原〜能見〜久多越え〜久多〜葛川梅ノ木〜朽木キャンプ場
佐々里峠の京都側で唯一の展望所です。
峠を降りると広河原スキー場。

小さなスキー場です。
広河原集落には茅葺家屋も残っています。

なおここはもう京都市!!!
ここ広河原は京都バスの終点にもなっています。


広河原菅原の土手には色づいたもみじが。
ススキ野原の奥には菅原の集落があります。
橋が架け替えられた能見口です。


廃校となった堰源(えんげん)小中学校跡です。
能見集落です。

ここは戸数が非常に少ない!
能見の先にこのような別荘風の建物が数軒建っています。
かつては名前がなく、久多越えと言ったところ。

今では久多峠とか、能見峠と言われるようになりました。


峠から久多集落方面です。
久多集落です。

地形的にここが京都市なのは理解できません。

地形だけでなく、生活エリアなど含めても、どう考えても滋賀県なんですが・・・
久多の学校跡です。

今回は廃校が多かった。


久多川合にある、生杉への分岐点です。

これをひたすら北上すれば、おにゅう峠です。


旧道を見つけました。


入ってみると木が倒れて、というか・・・ 旧道上に直立しています。
その先はがけ崩れ、走れるようなところではありませんでした。
大津市の葛川梅ノ木町までやってきました。

ここからR367を朽木の河原まで戻り、17:30終了しました。


     
inserted by FC2 system